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経済支援一覧

安心して学問・研究に取り組んでいただくために、本学では既存の入学料・授業料免除制度に加えて、様々な支援制度の充実を図っています。
年間のスケジュールや併給についての情報はこちらをご確認ください。

1. 大学院教育支援機構SPRINGプログラム、大学院教育支援機構次世代AIプログラム

対象博士(後期)課程
支援額<大学院教育支援機構SPRINGプログラム>
研究奨励費年額:2,160,000円
研究費年額:400,000円

※その他、授業料半額免除(通常枠)
※進学前採用枠の授業料免除措置の有無及び免除額は未定

<大学院教育支援機構次世代AIプログラム>
研究奨励費年額:3,000,000円
研究費年額:900,000円

※通常枠・進学前採用枠ともに授業料免除措置の有無及び免除額は未定
採用期間3年間

大学院をめぐっては、優秀で意欲ある学生の博士後期課程等への進学を促進することが何よりも重要な課題となっており、この課題を解決するためには、学生に対する経済支援を拡充すること、将来のキャリアパスを明確化するとともに、そこに繋げるためのキャリア形成に資する教育機会や支援が提供されていることが不可欠です。 

京都大学では、これら一連を担い推進するための組織として、2021年10月1日に「京都大学大学院教育支援機構」を設置し、大学院生に対する経済支援方策を一体で有効に運用するとともに、博士人材が幅広く活躍するための多様なキャリアパスの整備を進めています。

この度、国立研究開発法人科学技術振興機構(以下「JST」 )が実施する次世代研究者挑戦的研究プログラムの採択を受け、京都大学大学院教育支援機構SPRINGプログラム(以下「機構SPRINGプログラム」 )の一環として、研究科や研究室など既存の枠組みを越えて優秀な博士後期課程等学生を選抜し、研究奨励費等を支給します。

また、同じくJSTが実施する次世代AI人材育成プログラムの採択を受け、京都大学大学院教育支援機構次世代AIプログラム(以下「機構次世代AIプログラム」 )としても選考を行います。機構 SPRINGプログラムの選考と一体で行います。機構SPRINGプログラムでの採用者から希望者について追加審査を行い、機構次世代AIプログラムの採用者を決定します。

機構SPRINGプログラム・機構次世代AIプログラムと特別研究員

機構SPRINGプログラム・機構次世代AIプログラムは、最優秀層の学生が従前採択されてきた日本学術振興会特別研究員制度と合わせて、博士後期課程学生の支援拡充策として一体的な運用を行います。

日本学術振興会特別研究員に採用された場合、機構SPRINGプログラム・機構次世代AIプログラムへの出願・採用は辞退したものとして取り扱われます。

機構SPRINGプログラム・機構次世代AIプログラム 採用⇒採用辞退したものとして扱う    
特別研究員 採用
機構SPRINGプログラム・機構次世代AIプログラム 採用⇒引き続き、特別研究員への申請を促す
特別研究員 不採用

2. 大学院教育支援機構企業寄附奨学制度(DDD)

対象修士課程、博士(後期)課程(一部のみ)
支援額奨学金年額:450,000円~1,250,000円
※支援対象・支援額は企業により異なります。
採用期間1年間

本学卒業生や修了生が活躍する企業からの寄附による、極めて優秀な本学大学院生を対象とした給付奨学金です。民間企業との積極的な交流による、産学協同教育の発展、業界理解の促進も目指します。

(2024年度協力企業)

  • 株式会社内田洋行
  • オリエンタル白石株式会社
  • 株式会社京都製作所
  • 株式会社西松屋チェーン
  • 株式会社ニップン
  • ニプロ株式会社
  • 日本ガイシ株式会社
  • 兵神装備株式会社

3. 日本学術振興会特別研究員制度(学振)

対象博士(後期)課程 
※申請資格は募集要項を参照
支援額研究奨励金月額:200,000円 
研究費年額: 
A区分 ~800,000円 
B区分 800,000~1,500,000円 
 ※その他、授業料免除(2023年度実績)
採用期間DC1:3年間、DC2:2年間

日本学術振興会の「特別研究員」制度は優れた若手研究者に、その研究生活の初期において、自由な発想のもとに主体的に研究課題等を選びながら研究に専念する機会を与えることにより、我が国の学術研究の将来を担う創造性に富んだ研究者の養成・確保に資することを目的として、大学院博士課程在学者及び大学院博士課程修了者等で、優れた研究能力を有し、大学その他の研究機関で研究に専念することを希望する者を「特別研究員」に採用し、研究奨励金を支給する制度です。  

詳しくは、以下のサイトをご覧ください。

日本学術振興会特別研究員(京都大学Webサイト)
別研究員(日本学術振興会Webサイト)

申請スケジュール

※例年のスケジュールをもとに記載しております。公募要項等により、スケジュールが変更する可能性もありますので、詳細は当該募集年度の募集案内をご確認ください。 

※電子申請システムのID等発行依頼については、部局の事務担当までご連絡ください。

日本学術振興会特別研究員採用に向けた支援

京都大学は、「学振」への申請を支援するため、各種情報提供やイベントの開催等を行っています。 

​​​京都大学による支援(学内限定)​​ 
・研究推進部研究推進課による申請書の事務的なチェック(任意)​​
 指定された期限までにシステム上で提出のあった申請書については、研究推進課で申請書の事務的なチェック(様式改変の有無、空欄項目の有無確認等)を行います。
 事務チェックの締切は本提出期限よりも1ヶ月程度前に設定されておりますので、ご希望される方はお早めに申請書の作成をお願いいたします。

​​​・学術研究展開センターによる支援(任意)
主な支援の内容:​​
「学振申請の教科書 JSPS特別研究員制度の概要と申請への手引き」の発行​​ 
特別研究員採択経験者、審査員経験者によるインタビュー動画公開​​ 
大学院生向け説明会、制度・申請説明会の開催​​

4. TA・RA・OA・RF・TAS

対象修士課程、博士(後期)課程、専門職学位課程 
※RF・TASは博士(後期)課程のみ
支援額TA時給:修士課程 1,200円、博士(後期)課程 1,400円  
RA時給:1,400~2,800円 
OA時給:900円~2,000円 
RF月額:10,000円~220,000円 
TAS時給:2,000円~3,000円
採用期間随時

ティーチングアシスタント(TA)は、大学院に在籍する優秀な学生が、学部学生、修士課程学生に対し、教育的効果を高めるため、実験、実習、演習等の教育補助業務にあたる制度です。 
リサーチアシスタント(RA)は、将来、研究者となる意欲と優れた能力を有する大学院に在籍する学生が研究プロジェクト等を効果的に推進するため、研究補助者として従事し、当該研究活動に必要な補助業務を行うものです。 
教育・研究補助業務を行った大学院生(TA及びRA)への1年間の支給総額は6億円を超えています。(2022年度実績) 
また、オープンキャンパスや進学ガイダンスの開催に係る業務補助等(オフィスアシスタント(OA))に対し、本学在学生を採用しています。 
さらに研究活動の効果的推進及び若手研究者としての研究遂行能力の育成を図ることを目的に、大学院生が研究活動に有益な研究業務に従事するリサーチ・フェロー(RF)制度が2022年度から導入されました。 
2024年度からは、より高度で自律的な教育補助業務に携わる博士課程学生をTAの上位職、ティーチングアソシエイト(TAS)として採用します。

5. 授業料の免除/入学料の免除と徴収猶予

対象修士課程、博士(後期)課程、専門職学位課程
支援額入学料免除:入学料(282,000円)の全額または半額 
授業料免除:授業料(半期267,900円)の全額または半額
採用期間入学料免除:入学時 
授業料免除:半期ごと

経済的理由によって入学料の納付が困難であり、かつ、学業優秀と認められる場合​​​​​または​入学前1 年以内において、出願者の学資を主として負担する方(以下「学資負担者」という。)が死亡し、​     ​​または​出願者若しくは学資負担者が風水害等の災害を受け、入学料の納付が著しく困難であると認められる場合は、選考の上、入学料の​全額または半額​免除​​及び徴収猶予を受けることができます。 

また、経済的理由によって授業料の納付が困難であり、かつ、学業優秀と認められる場合​     ​​または​授業料の納付期限前6 月以内(入学した日の属する期分の授業料免除の場合は、入学前1 年以内)において、学資負担者が死亡し、または​出願者若しくは学資負担者が風水害等の災害を受け、授業料の納付が著しく困難であると認められる場合は、選考の上、授業料の全額     ​また​​     ​は半額免除を受けることができます。 

​​​以下のリンクより、出願条件や申請方法のほか、申請に当たって参考となる収入や所得限度額の目安、過去の審査実績も確認できます(詳細については、リンク先に掲載されている「出願のしおり」をご確認ください)。

6. 日本学生支援機構奨学金

対象修士課程、博士(後期)課程、専門職学位課程
支援額◎第一種奨学金​(無利子貸与)​ 
貸与月額
・修士課程・専門職学位課程⇒50,000円・88,000円 
・博士(後期)課程⇒80,000円・122,000円​​​ 
​​※一貫制博士課程においては、それぞれの課程相当に該当する貸与月額となります。​​    
​ 
◎第二種奨学金​(有利子貸与)​ 
貸与月額:50,000円・80,000円・100,000円・130,000円・​150,000円 
※法科大学院の第二種奨学金に限り、さらに40,000円または 70,000円の増額が可能です。​​​ 
​​​
◎入学時特別増額奨学金(有利子貸与)​​ 
​​​第一種奨学金または第二種奨学金とあわせ、入学時にのみ申し込むことができます。ただし、一定の収入金額以下である等条件があります。​​ 
​​一時金:100,000円・200,000円・300,000円・400,000円・500,000円
採用期間春採用、秋採用

詳しくは、以下のサイトをご覧ください。

日本学生支援機構(JASSO)奨学金-奨学金の種類について(京都大学Webサイト)

日本学生支援機構奨学金返還免除

大学院で第一種奨学金の貸与を受けた学生であって、貸与期間中に特に優れた業績を挙げた者として日本学生支援機構が認定した者を対象に、奨学金貸与終了時にその奨学金の全額または​     ​​一部​を返還免除する制度があります。 
詳しくは、以下のサイトをご覧ください。​​

第一種奨学金の特に優れた業績による返還免除について(京都大学Webサイト)

​​◎注意事項 
2023年度以降に大学院博士課程で第一種奨学生となる者については、無利子奨学金(返還免除)と、機構プログラムまたはフェローシップとの重複は認められませんので、重複していた場合「特に優れた業績による返還免除候補者」の推薦対象外となります。

7. 地方公共団体奨学金及び民間団体奨学金

日本学生支援機構奨学金以外に地方公共団体奨学金及び財団法人等の出資による民間団体奨学金などの奨学金制度があります。 
募集の条件は団体により異なりますが、募集時期はほとんどが4 月~ 5 月に集中しています。
本学では、主として教育推進・学生支援部で取り扱っていますが、それらのうち大学推薦によるものは事前に一括して申込を受け付けます。
また、大学推薦によるもの以外に学生本人が直接申請する奨学金もあります。

CFプロジェクト奨学金

​​​CFプロジェクト奨学金は、本学独自の奨学金として2022年度から設立されました。以下のページにCFプロジェクト奨学生からの声が掲載されてますので、参考にしてください。​​

https://www.kikin.kyoto-u.ac.jp/report/voice/cfproject/index.html

8. 留学生のための奨学金

京都大学に在籍する留学生のための奨学金があります。

  • 日本政府(文部科学省)奨学金
  • 外国政府派遣授業料免除
  • ADB奨学金
  • 学習奨励費
  • AFLSP奨学金
  • JICA研修員
  • 民間財団奨学金
  • 日本台湾交流協会奨学金
  • ​​​​​吉田カレッジ奨学金

9. その他部局独自の奨学金

その他各部局が独自に実施している奨学金があります。詳細は各部局のウェブサイト等でご確認ください。

(2023年度実績)

研究科名対象課程支援名称参考URL 、特記事項
法学研究科
(法政理論専攻)
修士課程
博士後期課程
法政理論専攻
奨学金制度
修士課程は研究者養成コース(一般選抜)により入学した学生、博士後期課程は修士課程研究者養成コース(一般選抜)から進学した学生が対象

詳細情報
法学研究科
(法政理論専攻)
博士後期課程特定研究学生制度法科大学院からの編入学者が対象
詳細情報
経済学研究科修士課程
(特別選抜)
経済学研究科
修士学修奨励金
金額等は年度によって変更有
詳細情報
経済学研究科博士後期課程経済学研究科
三井住友銀行奨学金
金額等は年度によって変更有、入学後に案内予定
経済学研究科修士課程国際連携グローバル経済・地域創造専攻経済学研究科
国際連携専攻奨学金
金額等は年度によって変更有
詳細情報
理学研究科博士後期課程理学研究科基金奨学金詳細情
薬学研究科一貫制博士課程(3年次以上) 
博士課程(4年制) 
博士後期課程
藤多仁生奨学金一貫制博士課程(2年次)は2023年4月より実施。現在準備中。 
詳細情
薬学研究科一貫制博士課程(3年次以上) 
博士課程(4年制) 
博士後期課程
沢井奨学金詳細情報
工学研究科博士後期課程博士後期課程学生支援制度詳細情報
工学研究科博士後期課程馬詰研究奨励賞詳細情報
工学研究科修士課程吉田卒業研究・論文賞詳細情報
工学研究科博士後期課程吉田研究奨励賞詳細情報
工学研究科修士課程ENEOS海外渡航支援事業詳細情報
工学研究科博士後期課程Shida Scholarship Program詳細情報
農学研究科修士課程・博士後期課程国際研究集会等参加助成事業HP掲載なし。事業の担当は農学研究科総務掛。国際研究集会等への参加経費を助成している。
情報学研究科博士後期課程博士後期課程の学生に対する支援事業(1)博士後期課程の学生に対するRA(またはOA)支援 
(2)博士後期課程学生の海外渡航・国内長期派遣に対する支援
総合生存学館一貫制博士課程(5年制)思修館特待生制度詳細情報